💫アシユタール💫

明日の風に吹かれて…🍃

思いもよらぬ変化☕️

疎遠だった父親が、初期の認知症だと分かったのは3年前。彼は一人暮らしだった。カラダは健康なのでケア付き賃貸マンションを探して、引っ越しをした。そして今年6月、症状が進み認知症専門のグループホームに引っ越した。確実に衰えてゆく様を見て、現実を突きつけられる。

 父親は教師をしていた。冬はスキー、夏はテニス、陸上競技、野球もする。フルートを奏で、絵を描き、書道の腕も確か。(入学式や体育祭の立看板を書く)恐ろしいほど多才な人だ。そしてキャラクターが強烈過ぎて、穏やかに付き合えるタイプではない。私にしてみれば不快な場面も多々あった。故に長年彼を遠ざけてきた。

 しかしながら、認知症になってからというもの、「可愛いおじいちゃん」になっていった。"本来こういう人間だったのだろう"そう考えると、この現実を受け入れられると思った。今の父親となら、穏やかな時を共にできる。いつの間にか、面会日が楽しみにさえ感じていた。

 しかし皮肉なことに、今はコロナ禍でzoom面会しかできない。まだ試したことは無いが、家族を忘れてしまったら!?そんな考えが頭をよぎる。今のうちにzoom面会を申し込もうと思う。

 多分このまま淡々と時は流れ、抗えない現実を運んでくることだろう…。晩年の私はどうなるのだろうか?家族とは穏やかな関係でいたいものだ。

 何はともあれ、「今」を愉しんで生きようと、改めて強く感じる今日この頃だ。